The Coma: Recutとは、Nintendo Switch向けのアクションサバイバルホラーゲームです。
残忍な殺人鬼から逃げながら密閉された学校から脱出するホラーADV。
Switch版は2020年8月6日発売で、以前に発売した同名ソフトの新版となっています。
同じく2020年8月6日に発売された『ザ・コーマ2:ヴィシャスシスターズ』に合わせて、新版とて発売されています。
また、『ザ・コーマ:リカット』と『ザ・コーマ2:ヴィシャスシスターズ』をセットにした特別パッケージ版『ザ・コーマ:ダブルカット』は、パッケージ版としてNintendo Switch用で発売されています。
ゲームの特徴
・2Dの手書きビジュアル
・ユニークな韓国ホラーの特色を採り入れたサバイバルアドベンチャー
・殺人鬼の接近に警戒し、足音を決して聞き逃さないように
・恐ろしく残忍な殺人鬼から逃れるには、「走る」「隠れる」「かわす」こと ・探索には危険がつきもの。有毒植物や鋭い攻撃にはご注意を
・手がかりを集めて、セファ高校に隠された秘密を解き明かそう
・他にも閉じ込められた生徒が…?協力は必要だが信用できるだろうか
・殺人鬼が間近に迫ったときは、息をひそめて決して動かないように
任天堂-ザ・コーマ:リカット
プラットフォーム | Switch |
ジャンル | サバイバルホラーアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | Switch-1,600円(税込)Steam-2,570円 |
開発元 | コーラス・ワールドワイド |
リリース日 | 2020年8月6日 |
海外サイトの総合評価
見栄えのするビジュアル
ホラーの演出を盛り上げる効果音やBGM
懐中電灯を使った探索の緊張感
一部の読みにくいテキスト
ホラーの緊張感を損ねる度重なるステルス要素
操作性の悪さ
海外の評価は、舞台が学校であることや、アニメ調のグラフィックから『Corpse Party』の雰囲気あるゲームというイメージです。
敵を撃退する手段のない、逃げて隠れるタイプのホラーゲーム。この手のゲームが好きな人にとってはオススメという評価が多数。
ただ、ユーザビリティに優れてない部分もあり、そこが改善できれば良いゲームになっていたというのが海外の見解でもあります。
海外ゲームレビューの評価まとめ
『Corpse Party』や『夜廻』などのホラーゲーム好きにオススメ!
SCORE 70/100
『The Coma: Recut』は、『The Coma』のディレクターズカットまたはリメイクです。
ここ数年、『Corpse Party』や『夜廻』などのゲームでホラーアドベンチャーを楽しんできました。Devespresso Gamesの2Dホラーアドベンチャーは、その美しいアートであなたの目を引くこと間違いなしです。
ゲームプレイは、殺人鬼から逃げる方法は、走って逃げて隠れてこと。特に足音が非常に重要で、音声に注意を払うことが生存へのカギです。
ホラーゲームであることを考えると、ヘッドフォンをつけてプレイすることをオススメします。
ビジュアルは、このゲームの必見ポイントです。キャラクターデザインもすばらしく、学校という舞台の雰囲気もよく表されてます。暗闇の中の学校を懐中電灯で探索する姿は幻想的にみえます。
Unityのゲーム移植は、たくさんのコンソールの問題がありますが、Switchへの移植はすばらしく、TVモードも携帯モードも快適に遊べます。
唯一ダイアログボックスのテキストがぼやけて見にくいのは残念。
ホラーゲームにおいて、サウンドは非常に重要で、『Corpse Party』のようなゲームは、
サウンドも重視しているため、恐怖体験が格段に優れています。
このゲームは、その点が欠けていて、音楽や効果音は良いですが、声や演技のセリフがないのが残念です。
- 素敵な2Dアート
- 全体的な見栄えがするビジュアルスタイル
- 素晴らしい移植
- ダイアログボックス内テキストのぼやけ

横スクロールアドベンチャー+サバイバルホラー+ステルス要素
SCORE 60/100
主人公は無邪気な魅力を持っていますが、ゲームの序章は、10代漫画やアニメのような典型的なキャラクターのお約束に満ちています。
『The Coma. Recut』は、横スクロールアドベンチャー、サバイバルホラー、そしてステルス要素を惜しげもなく散りばめてスパイスにしているのが面白いです。
ゲームでは、暗闇の中をよく歩き回りますが、キーとなる物を発見するには、懐中電灯をつけてないといけません。「Silent Hill: Shattered Memories」をプレイしたことがある人ならば、その行動の危険性を十分に理解していると想います。(不用意に敵の注意を引き危険にさらされるということ)
しかし、アニメのアートスタイルとスローペースなホラーの要素は恐怖を損なう場合もあり、過度に逃げ回るスタイ付は、恐怖要素を更にイライラさせる原因になります。
コンセプトは上記のような欠点もありますが、物語は十分に楽しめるので、ホラーアドベンチャが好きな方にはオススメできるゲームです。

生存手段は敵から身を隠し学校の謎を解き明かすこと
SCORE 60/100
韓国の開発者によって開発された『The Coma』は、明らかに韓国の子供たちが経験する悪夢のような体験に類似しています。ゲームの現実世界での意味合いがホラーを真に打ち立てるのに役立っているのも面白い事実です。
ただ、このゲーム自体が、このゲームの強いテーマを支えているとは言えないまま、普通のゲームになってしまっているのが残念です。
2Dストーカーホラーのこのゲームは、敵と戦う能力はほとんどありません。
校内を歩き回り簡単なパズルや障害物を解いたり、敵から身を隠しながらストーリーを進めていきます。
『Haunting Ground』や『Clock Tower 3』などのクラシックゲームから、『Amnesia』『夜廻』などの最近リリースされたホラーゲームに至るまで、武器にアクセスできず敵を無力化できないシステムは、ホラーとしての性質をより忠実に体感できます。
見過ごされがちなタイトルの『Creeping Terror』は、このゲームの性質とよく似ています。
しかし、すばらしいコンセプトも会話が行われるたびにポップアップするキャラクターのポートレートは、一般的なアニメの性質でホラー要素の緊張感が和らいでしまいます。

ゲームを台無しにする欠点がなければ良いゲーム
SCORE 00/100
『Alien:Isolation』をプレイしたことがありますか?このゲームの本質はそれに近く、2Dの横スクロールゲームでクールなコンセプト、カートゥーン的であるにも関わらず、驚くほど緊張感を感じる素晴らしいゲームです。
ただ1つだけ問題があり、それがゲームの体感を台無しにしてしまうのは残念です。
ゲームは大きな学校のホールや教室をさまよい、懐中電灯をつけて、鍵、お金、回復アイテムを探して探索しながら攻略のヒントを得ていきます。ただ、この学校の教室は、どれも一緒の部屋にみえてしまうので迷いやすいのは難点です。
そして、このゲームの最大の問題点は、アイテムやドアなどのオブジェクトにアクセスする時にポップアップ表示しますが、正確な場所に立たないとアクションを起こせない点です。
殺人鬼に追われている間にドアのとこに居ますが、アクションが起こせず殺されてしまうことが多々ありました。
その点の除けば、このゲームは殺人鬼の恐怖と雰囲気を味わうことのできる優れたゲームです。
- 雰囲気
- 血の気の引く殺人鬼の咆哮と演出
- アートスタイルとライティングの良さ
- 学校の様子からして迷子になりやすい
- オブジェクトが上手く選択できず逃げられないことがある

メトロイドヴァニアのジャンルからインスピレーションを受けたマップ
SCORE 58/100
『Coma:Recut』は『Corpse Party』に少し似ています。どちらのゲームもアジアにある不気味な学校で行われます。
シンプルな芸術的なデザインを使用しているにもかかわらず、どちらも強力な恐怖を引き起こしています。
コーマのマップは、メトロイドヴァニアのジャンルからインスピレーションを受けています。探索する学校には3つの棟があり、時間の経過と共に施錠されてた部屋が開いてきます。
そのため、同じ道を何度も通ってかえることになり、殺人鬼の追求もあって、非常に時間がかかります。
このゲームの優れている点、それは効果音にあります。
学校の黒板の上でセーブすると、チョークが板を引っ掻く音がします。そして何より、血の気が引くような殺人鬼の咆哮が、いつ走り出すかを知らせてくれる。
音楽も同様に記憶に残り、雰囲気にあっています。
それと同じくらい、ゲームの芸実的な演出も素晴らしい。
欠点こそなければ、このホラーゲームは傑作になっていたでしょう。

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