ザ・コーマ2:ヴィシャスシスターズとは、Nintendo Switch、PS4、Xbox One向けのサバイバルホラーゲームです。
前作のザ・コーマ:リカットの続編ですが、直接の繋がりはなく、今作からでも楽しめる作品になっています。
Switch版は2020年8月6日発売、前作とセットになったザ・コーマ:ダブルカットも同時発売。
ゲームの特徴
・ミナがさまようフィールドは、セファ高校だけでなく市場や警察署、地下鉄駅など周囲の街にも広がる。コーマ界と現世の制覇を狙う凶姉妹と、謎の人類組織による戦いからミナは生き残ることができるか?
・章ごとにあるフラグをたてていくことでエンディングが変わるマルチエンディングシステムを採用
・前作でもプレイヤーを恐怖に陥れた『ソング先生』はAIを一新し、さらに凶悪度がアップ。対策なしに彼女と対峙することは即死を意味する
・ストーリーと世界観をよりプレイヤーに理解してもらうため、カットシーンおよびボイスオーバーを大量に投入(韓国語音声・日本語字幕)
・PC版ではDLCとして販売していた追加コスチュームを収録済み! 凶姉妹の策謀はセファ高校から再び始まる・・・
プラットフォーム | Switch/PS4/Xbox One |
ジャンル | サバイバルホラーアドベンチャー |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 2,200円(税込) |
開発元 | コーラス・ワールドワイド |
リリース日 | 2020年8月6日 |
海外サイトの総合評価
美しいグラフィックと描写
ソング先生から逃げ惑う恐怖感
前作をプレイしてなくて楽しめる物語
ファンにはたまらないサバイバルホラー要素
音声と効果音の質の悪さ
マップの行き来が大変
リプレイ性はない
前作を遊んでなくても遊べる安心感、大幅に洗練された描写と物語は高評価。
前作で問題のあったサウンドやダイアログは、改善が見られず残念という意見で一致。
それでも、前作をこえる高評価で、サバイバルホラーにマッチした女性主人公というのも魅力を与えて、ファンにはたまらないゲームというのが海外の評価です。
海外ゲームレビューの評価まとめ
前作プレイしてなくても大丈夫!没入感のある物語が魅力的
SCORE 90/100
『Coma 2:Vicious Sisters』は、『The Coma: Recut』の直接の続編ですが、前作をプレイしてない人も楽しめるようになっています。
女性主人公のミナを操作し、友人である前作主人公についての回想から始まります。
このゲームは、狂気のソング先生から目的達成のために逃げることにありますが、前代のサバイバルホラーゲームで見られる、たくさんの隠れ場所を利用します。
そして、ソング先生は無駄に大声で叫びハイヒールも履いているので、それを手がかりに隠れ、逃げる必要があります。
また、コショウスプレーとドッジランニングは生き残るために必須です。
恐怖は、落ちてくる死体、追いかけてくる幽霊、毒雲など次々と登場します。
このゲームにはHPゲージとスタミナゲージがあるので、ずっと走って逃げ続けることもできません。回復アイテムは自販機や部屋の探索で見つけられますが、ミナのランドセルには持てる数が限られているので、何を所持して管理するかも攻略のカギになります。
以上のことを考えると、『Coma 2:Vicious Sisters』は没入感のあるゲームであることは間違いありません。
ゲームのプレイ時間は6~8時間ですが、サバイバルホラーゲームであるにもかかわらず、漫画のような美しいイラストとシャープな色使いは、常にゲームの気分を盛り上げてくれます。
ゲームプレイの自由度も高く、追加のサイドクエストも含め、選択するもの全が物語に影響して複数のエンディングに別れるところも素晴らしいです。
- マンガのような美しい2Dビジュアル
- 前作をプレイしなくても理解できるストーリー
- キャラクターのバックストーリーと物語
- ゲーム内の場所の間を行き来するのがめんどくさい
- ゲームが進むにつれ、遭遇するモンスターが増える
- 敵を攻撃する能力がない

素晴らしいサバイバルホラー要素、病みつきになること間違いなし
SCORE 90/100
このゲームは、前作の背景を知らなくても、関連性は一切ないのですぐに遊べます。
横スクロールでは、助けを求める地元の警察署や悪魔の市場、3つの建築物の病院など、広大なマップが用意されています。
敵から身を隠す場所はたくさんあり、後でステルスする必要があることを物語っていることもわかりやすいです。
また、食べ物、飲み物、包帯、解毒剤、自分の身を守るアイテムなど見つかります。このアイテムを組み合わせることで、さらに便利なアイテムを作成することも可能です。
これらの便利なアイテム作成のために、敵の攻撃をかいくぐってでも、マップの隅々まで探索するという動機につながっていると思います。これは目新しさはありませんが、ストーリーを魅力的に装飾してくれます。
ゲームで味合う恐怖は、ビックリするぐらいよく練られています。日記のページを集めることで、設定やゲーム内で出会う他のキャラクターの背景がわかります。
ゲームプレイのアートとカットシーンは素晴らしく、ゲームの流れを妨げないホラーコミックスタイルのストーリーテリングがあります。
素晴らしホラーゲームの要素を備えて、バランスも取れています。病みつきになること間違いない素晴らしいゲームです。

女性主人公のセクシャリティに近い表現
SCORE 70/100
前回の『The Coma: Recut』は、学校という限られた中で物語が展開してましたが、『Coma 2:Vicious Sisters』は、はるかにオープンな世界で展開されます。
今回は学校を探索するだけでなく、幽霊、ゴブリン、不気味なモンスターのショッピング区画といった他のマップも探索できます。
ストーカーホラーのゲームでは、女性主人公の方が好かれてます。
MeTooのこの情勢では、怪物が少女を狩る物語はより批判的なものになっています。『Clock Tower 3』や『Haunting Ground』、『Creeping Terror』のような、セクシャリティの色合いはないですが、それでも効果的な見せ方をしています。
敵から身を隠すときに、隠れ場所でボタンを押しっぱなしにしなければならないシステムは、とても緊張感があります。
残念な点としては、拾えるアイテムは基本的に強調して表示されますが、一部アイテムはそれが意図的にないため、見つけ出すのに非常に時間がかかることです。あと、DLCは単純に衣装の着せ替えであり、退屈な要素でしかありません。
ただ、それらのネガティブな部分以上に、クールな部分も多くあります。アートは非の打ち所がなく、ゲームがコミックブックスタイルで読み聞かせシーンに割り込むたびに、すべてをスクリーンショットで撮りたかったくらいです。

洗練された素晴らしいアート!洗練されなかったセリフや効果音
SCORE 70/100
『Coma 2:Vicious Sisters』は、前作と同じ用に横スクロールアドベンチャーですが、探索するエリアが増えています。
殺人鬼や敵から逃げている時、ボタンを順番に押すアクション要素がありますが、基本は巧妙に作られた設定と、そこで繰り広げられる物語を楽しむことを目的としたゲームです。
ゲームは韓国のマンファ(漫画のこと)に触発された独特の美学を備え、視覚的な観点からも美しく提示されています。これは、表現力豊かな顔を備えたリアルな描写のキャラクターを通じて、様式化された日本のマンガやアニメとは多少区別されます。
全体的に音楽の雰囲気は非常に良いですが、セリフと効果音はかなり低品質で録音されているような感じです。
独特のビジュアルは豪華で、前作よりアートが大幅にグレードアップされてますが、サウンドとダイアログに関しては洗練されてなかったのは少し残念です。
- とてもよく再現された物語
- 美しく、個性的なアート
- シリーズ新人にもアクセスしやすい
- 会話と音質が悪い
- 「クラフト」システムは少し無関係に感じる
- リプレイ価値が少ない

殺人鬼に追い回される恐怖感はファンにはたまらない
SCORE 70/100
このゲームは、記憶に残る雰囲気のあるアドベンチャーゲームです。
狂気の殺人鬼ソング先生に追い回される恐怖感は、彼女の足音が聞こえるたびヒヤヒヤすること間違いなしです。
物語は6~10時間で、かなりの量のストーリーと楽しみがあり価格に見合ったものです。
アイテムとお金は非常に限られているので、HPやスタミナを補給するためのアイテムには限りがあります。また、クラフトシステムでHPを増やせますが、後で意味をなさなくなります。
問題こそありますが、物語は好印象でファンにはたまらない要素が散りばめられていますので、買う価値のあるゲームです。

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