Banner of the Maidとは、Nintendo Switch(海外のみ)、Steam向けのタクティクスRPGです。
1790年代のフランス革命を舞台に、ナポレオンの妹ポーリーヌ・ボナパルトが特殊な才能で運命を切り開いていく物語です。
残念ながらSwitch版は海外のみの販売で、日本での販売はありません。
当初、日本語バージョンを制作していましたが、どうやら断念された模様。
Switch版(海外ECサイトのみ)は2020年8月12日発売、Steam版は2019年5月28日に発売しています。
ゲームの特徴
18世紀末から19世紀初頭まで続いた、フランス革命を舞台としたシミュレーションロールプレイングゲームです。
18世紀末、国王ルイ16世は国外逃亡を試図する中、混乱と変革をもたらしたフランス革命のあらしは、ヨーロッパを席巻するものとなった。
プレイヤーは少女士官ポーリーヌ・ボナパルトとなり、一介の士官から始まり、自分だけの征途へ踏み出す。
パリにて暗躍する多数の勢力と渡り合い、戦火と硝煙の最中唯一無二な英雄物語をここに記しましょう。
-30+のステージマップ。市町、平原、雪地帯など、数々の戦場特性を利用し優位に立とう
-作戦に影響を及ぼす地形要素
-異なる兵種に利をもたらす陣地
-ストーリーと共に現れる特殊事件
-暴雨、大雪、迷霧、闇夜など全軍に影響する環境変化
任天堂-Banner of the Maid
PV
こちらは当初、日本語バージョンとして発売を予定していたPVです。
海外サイトの総合評価
ファイアーエムブレムのような素晴らしい戦略性
魅力的な美少女のキャラクターデザイン
フランス革命を題材にしたオルタナティブストーリー
英語圏の市場に対応しきれてない
堅苦しい翻訳
Steam版では、非常に高評価。戦略SLGとしてのベースがしっかりしていて、コアなファンに好まれるのも納得できる評価ばかり。
しかし、英語圏への市場適応(ほとんどは翻訳部分だが)が、失敗してしまっているため、評価を下げているのが現状。
それでも、タクティクスRPG好きにはたまらない要素が多く、キャラデザも素敵で、面白いゲームには違しという評価です。
海外ゲームレビューの評価まとめ
ファイアーエムブレムのような素晴らしい戦略ゲーム
SCORE 90/100
『Banner of the Maid』は、フランス革命を題材にしたオルタナティブストーリー(史実を改変した物語)です。
ターンベースの珍しい戦略ゲーム。18世紀後半を舞台にデザインされたヒロインたちの衣装も魅力的です。
物語はナポレオンの妹、ポーリーヌに焦点を当ています。フランス軍の将校ですが、「メイド」でもあり、特別な力を持っています。
正直なところ、システムはやや複雑ですが、『ファイアーエムブレム』の栄光の時代を彷彿させます。
サイドクエストはコメディ的な目的のために存在していますが、中には爆笑するほど面白い話もあります。
仲間になるキャラクターは30種類以上居ますが、ほとんど敵よりレベルの低い状態で加入するので、なかなか育てるのが大変です。
また、ゲーム内でのさまざまな政治派閥との関係を強化することで、より良いアイテムができるようになるのも特徴です。
必要な資金を得るための最良の方法は、誰も後退させずにストーリーの戦いに勝つことです。さらに条件を満たすと追加報酬も。
ファイアーエムブレムのようにキャラクターが永遠に失われることはないですが、財政的にマイナスになります。
素晴らしいマップと戦略的なバトルはめっちゃ楽しいです。
地形や天候を考慮し、部隊(ライン歩兵、スカーミッシャー、カルバリー、砲兵など)の特徴を熟知し4すくみに勝つことが重要です。
戦闘アニメーションは、あなたの指揮官が主導してライン形成バトルとして演出されるという点でユニークです。戦闘アニメはoffにもできます。
グラフィックスとアートワークは生き生きと楽しいものであり、全体的な体験は非常に中毒性があります
セリフは中国語で話され意味の理解に苦しみますが、英語字幕がついていて、それ以上にストーリーとキャラクターが面白く、戦闘は戦略的でやりがいのあるゲームとなっています。


魅惑的な美少女キャラクターが多数登場!ファンサービスも必見!
SCORE 70/100
『Banner of the Maid』は、PC版でも英語リリースされています。遊びましたが非常に面白いゲームでした。
ファイナルファンタジータクティクスのようなJRPGとして、コンソール版を期待していましたが、今回リリースしたことを感謝しています。レビューはPC版のものとなります。
アニメを詰め込んだ美少女キャラクターデザインは、胸に美しい脚、長巻の髪の毛が魅力的です。また、すべてのキャラクターもディテールとファンサービスのアートデザインにおいて、非の打ち所がないレベルです。
任天堂のファイアーエムブレム、スクエアエニックスのファイナルファンタジータクティクスと同様に、美しくて楽しい戦術ゲームです。最近のSwitchではゴッドウォーズも当てはまります。
ちびキャラが活気ある戦場を走り回る姿は可愛らしく、戦闘ではマスケット銃を撃ち合います。
携帯モードの画面サイズもちょうどよく、Switchならではの遊びです。
ただ、『Banner of the Maid』のローカリゼーションは、一部のビジュアルノベルで不十分です。
ストーリー主導型のゲームについて、当たり前である翻訳は、キャラクター、口調、ナラティブが、文字通りすぎ、文法的に妥協しすぎ、ぎこちなくて適切に楽しめません。
ストーリーは良いのに、その翻訳が不十分なため、せっかくの面白いゲームがもったいない。また、それを改善する努力は今の所見受けられないのは残念です。
普通に考えれば、そんな翻訳を妥協したような物語のあるゲームをオススメしません。しかし、このゲームの良さは、それを払拭できるくらい滑らかで、エレガントなバランスのとれた戦術ゲームなので、遊ぶことに夢中になりました。
このジャンルにとって、革新的なことは何もしておらず、古典的な戦術アクションがベースですが、ファイナルファンタジータクティクスを代表する、ノスタルジックな体験を思い出し、とても魅力的に感じます。
Nintendo Switchへの移植については、PC版からとくにアップデートするようなことは、何もしていません。もともとが完成された作品なのでその必要もなかったと感じています。
美しく魅力的な主人公のポーリーヌは、ほんとに可愛いです。次にスマブラに登場したら、そのためだけに、スマブラを遊んでしまうでしょう。


翻訳がとにかく残念!ターン制戦略ゲームとしてはJRPG染みた魅力あり
SCORE 60/100
中国のビデオゲームスタジオによって開発されたフランス革命に関するターン制戦略ゲームで、本格的な日本のサムライ文化が染み込んだゲームです。
1790年代を舞台にした「Banner of the Maid」は、実在したフランス革命のオルタナティブバージョンで、現実とは異なる要素を織り交ぜています。
ストーリーシーンで飛び交うセリフは、ぎこちない英語の翻訳です。不自然な会話や不適切なフレーズ、聞いてないこと質問に対する答えが返ってきたりと、会話の流れが不自然で楽しめません。
主人公は特に魅力的ですが、そのローカリゼーションされてないセリフで台無しです。
戦闘では、じゃんけんスタイルのクラスシステムを採用、難易度も選ぶことができ、戦術的な戦闘は満足できます。
- 豪華なアートワークとキャラクターデザイン
- 堅実でやりがいがあるタクティクスRPG
- 定型文の磨かれていないローカリゼーション
- ミッションで頻発する予期せぬ増援


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